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MTなどの圧縮ファイルをサーバー上で解凍する方法

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MTなどをFTPする場合、ファイル数が多いため、途中でエラーを起こしてしまってうまくアップロードできない場合があります。FTPになんども失敗してムッキ~ってなっちゃうことありませんか?

FTPは、大量のファイルをアップロードする場合、一個一個でコマンド実行を繰り返しますので、レスポンスが悪くなりますが、逆に容量が大きなファイルならあっという間にアップロードできてしまいます。
そこで、zipファイルをそのままサーバーにアップロードして、サーバー側で解凍する方法が便利です。


●FTPソフトでzipファイルをアップロードします。

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●パソコンに、sshが使えるセキュアターミナルをインストールします。
Tera Termなどが便利です

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●rootアカウント(管理者アカウント)でサーバーにssh接続します。サーバーのルートディレクトリに入れます

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●sshで接続したら、"cd"と手打ちしてターゲットのディレクトリへ移動します。

例 #cd /var/www/vhosts/ドメイン名/httpdocs/

[ユーザー名@◯◯ httpdocs]# などとなればオッケーです。

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ディレクトリの中身を表示する場合は # ls コマンド
詳細を見る場合は # ls -l と打ちます。

●対象となるzipファイルをunzipコマンドで解凍します。

例 # unzip hogehoge.zip

EC-CUBEなどのように、ファイル名.tar.gz となっているファイルの解凍はtarコマンドを使います。

例 # tar -xvzf eccube-2.11.5.tar.gz

として解凍してください。
-xvzf の x はtarファイルの解凍、 z はgzファイルの解凍を指示しています。

●root権限でコマンド操作を行った場合、解凍したファイルすべてがroot属性になってしまいますので、パーミッションエラーとなってFTPで操作できなくなります。なので、解凍したあとに、オーナーとグループだけ、既存のユーザーに変更する必要があります。

オーナー変更例 # chown -R [ユーザー名] [解凍したディレクトリ名]
グループ変更例 # chgrp -R [グループ名] [解凍したディレクトリ名]

サーバーがPleskの場合は、[グループ名]はpsaclnです。
# chgrp -R psacln [解凍したディレクトリ名]となります。
"-R" オプションは、ディレクトリの階層たどって全部変更するためのものです。

●最後にFTPソフトで、きちんと解凍が出来ているのを確認し、パーミッションなどを変更作業をすれば完了です。