中津川市内では、無料で無線LANが使えるFREESPOT(フリースポット)がどんどん増えています。
フリースポットとは、無線LANでインターネットにアクセスできる環境を、お客様に開放して、自由に使っていただける公衆無線LANの一種です。喫茶店やホテル、ショップなどのオーナー様が主体となって設置・運営されることで、お客様の利用料金は基本的に無料です。
昨日も中津川市内でフリースポットのルーター設置を4箇所もやってきました。最近は、おそらく「日本で一番フリースポットルーターを取り付ける男」になっています(笑)
ただ、このフリースポットで使う無線ルーター(FS-HP-G300N)がかなり特殊で、有線LANと無線LANの切り分け機能や、メール認証機能などがあるため、セキュリティがっちがちで、設置状況によっては、設定にたいへん苦労する場合があります。
これ、普通のルーターとちょっと違うんですよ…
まずCTUに直結して試してみる・・・【結果】直結ならつながる
CTUやONU内蔵ルーターなどにフリースポットルーター(FS-HP-G300N)を直結する場合は、ほとんど問題なく接続できます。
フリースポットルーター(FS-HP-G300N)裏面のルーター機能スイッチをOFFにしてブリッジ接続すればいいのでは?・・・【結果】FREESPOT機能が使えなくなる
通常バッファロー製のルーター同士を繋ぐ場合、2台目のルーターは裏側のROUTERスイッチをOFFにしてIPアドレスは親ルーターのDHCPから自動取得させるのですが、フリースポットルーター(FS-HP-G300N)のルーター機能スイッチをOFFにしてもフリースポットとして機能しません。
これは、メール認証機能など、フリースポット独自の機能のため、フリースポットルーターのDHCPサーバーからIPアドレスを取得するようにしないといけないからです。
なので、フリースポットルーター(FS-HP-G300N)同士を繋ぐ場合は2台目はルーター機能スイッチをOFFにしても使えるのですが、一般のルーターにフリースポットルーター(FS-HP-G300N)を接続してブリッジ接続しても、フリースポットとして使えなくなるというわけです。
既存ネットワークのルーターのIPアドレスが「192.168.11.1」になっていないか?・・・【結果】フリースポット側のIPアドレス変更で解決しました!
既存のルーターのIPアドレスが「192.168.11.1」になっていないか確認します。
特に既存のルーターがバッファロー製の場合は、デフォルトのIPアドレスが「192.168.11.1」となっていてFS-HP-G300NのIPアドレスとぶつかってうまくつながりません。
そんなときは、フリースポット側でIPアドレスの設定変更をします。
ただ、このFS-HP-G300Nの設定画面が分かりにくくて苦労しました。
フリースポットルーター(FS-HP-G300N)は、出荷時、裏面のROUTERスイッチが「AUTO」になっています。このスイッチを「ON」にしないと、設定画面にIPアドレスの変更の項目が出てきません。(これがわかるまで時間がかかった・・・orz)
設定をかえたら、一発でつながりました。
もちろん既存のルーターのIPアドレスを変えても問題ありませんが、会社などで固定IPで使っていたり、ネットワークプリンターを使っていたりすると、全部の設定を変える必要がありますので注意しましょうね。
FS-HP-G300Nでの具体的な設定方法
FS-HP-G300Nの裏側ROUTERスイッチをONにします。
DIAGランプが消えたらFS-HP-G300Nの管理画面にログインします。
「Internet/LAN」-「Internet」の画面から、「IPアドレス取得方法」を「DHCPサーバーから自動取得」を選択します。
「設定」ボタンを押します
次に「Internet/LAN」-「LAN」の画面から「LAN側IPアドレス」を192.168.12.1等に変更します。
同じく「割り当てIPアドレス」を192.168.12.2からに変更します。
「設定」ボタンを押します。
TOP画面に戻り、インターネット接続を確認します。
Take-net Serviceはフリースポットの拡大サポーターです。
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